SSGファイルを作ろう!
ではでは、今度は前章の解析結果を元に、SSGファイルを作成して行きましょう!
まずは、基本情報を入力して行きます。
詳細はSpoilerALの説明文を見て頂くと分かると思いますが、簡単に記載させて頂きます。
最上段
SSG for SpoilerAL ver 6.1
この記述が無いと、いくらコードを記載してもSSGファイルとして認識しませんので、
白紙状態から作成する場合は注意しましょう。
[script] 〜 [/script]
この記号の中に記載されている内容を、一連のファイルとして読み込みます。
逆に[/script]以下の部分は、いくら記載しても読みこまないということになります。
自分が解析するときは、この下をメモとして使っています。
(自分のSSGファイルを覗いて頂くと分かりますが、メモがずらっと記載してあります)
[title]
ゲーム名を記載する箇所です。
[distinction]
識別情報を記載する箇所です。
五十音順に並べたりするときに使用されることが多いです。
使用しなくても問題ありません。
[process]
起動しているゲームのexeファイルを記載します。
最初にプロセス画面にもありましたが、今回は、
千年紀のロスティリカ-ノゾミノアサカと仮面の道化師-.exe
と入力してください。
[maker]
会社名やサークル名を記載する箇所です。
[creator]
このSSGファイルを作成した人物を記載する箇所です。
[note]wordwrap 〜 [/note]
ゲームタイトル選択時に(初期設定だと)右側に表示されるコメントを記載させる箇所です。
ここに解析したソフトのverや解析ソフト、注意事項なんかが書き込まれていることが多いので、
他の方のSSGを使用する際は、一度は目を通しておいた方がいいと思います。
[involve]LOS2sample 〜 [/involve]
擬似的にSSLというファイルをSSG内に埋め込むための記載で、
この間に記載されている内容は全てSSLファイルとして認識する、というものなんですが、
いきなり言われててもややこしくなるので、、
各種アドレスや変更する命令文を入れておく大きな箱(棚)と覚えておきましょう。
なお、「LOS2sample」の部分は自由に設定することが出来ます。
[group]MAIN 〜 [/group]
上記の[involve]が大きな箱なら、こちらはその中にある
小〜中サイズの小分けした箱(区切り)と覚えておいた方がいいと思います。
この[group]MAIN 〜 [/group]内に実際に使用するコードを記載して行きます。
なお、「MAIN」の部分は自由に設定することが出来ます。
なお、[involve]、[group]で同じ名前は使えないという点だけご注意ください。
([group]を複数作成した場合も同様です)
ご自身で分かりやすい名称を付けていけば基本的にそれでいいと思います。
[/involve] 〜 [/script]
混乱をしないようにお願いしたいですが、この間に記載されている命令文を、
SpoilerAL上では最初に読み込みます。
ここにコードの記述がないと、いくら箱に中にコードを記述しても認識しないのでご注意ください。
…と記載してみたものの、良い表現が無いので、今回は、
[subject]Ver2.0.1:dir [replace]0x00,LOS2sample->MAIN [back] |
と記載すると覚えておいて下さい。
ちなみに、「:dir」というのは階層を一段下げるという命令文です。
SpoilerALを使ったことがある方ならご存知だと思いますが、
白色文字でクリックすると下に新しい表示が出るアレです。
大きな箱[involve]LOS2sampleの、1つの小さな箱[group]MAINを読み込みなさい。
という命令文だと覚えておいて貰えればと…
(各自別の名前を付けた場合は、その別名に置き換えて下さい)
長々となりましたが、SSGファイルを作成する最低限の記述になりますので、
SpoilerALのヘルプにある「SSGの書き方」も参照にしながら少しずつ把握して貰えればと思います。
(一応、テンプレでも上記画像のような形に並べてあります)
では、基本情報の入力も終わったところで、さっそく今回解析した値を入力して
SSGファイルを作成してみましょう。
上記で記載したMAINというグループの中に、以下の内容を記述します。
[subject]VP:calc,0x05BD1E98,0,65535,unsigned
いま、恐らく下記のような状態になっているかと思います。
この状態で保存をして、SpoilerALを起動してみましょう!
(保存をしないと反映されませんので注意!)
SpoilerALから、当該ゲームを選択して…
先ほど入力した、VPという項目をクリックしてみましょう。
右の電卓に「65535」という表示がされていると思います。
(16進数モードになっている場合は、「FFFF」と表示されます)
ためにし、この値を適当に変更してゲーム内の数値が変わるか見てみましょう。
(サンプルでは「50000」と入力してみました)
↓ゲーム画面を見てみると…
VP値が50000に変わってますね♪
これで、解析からSSGファイルの作成まで完了です!
皆様、お疲れさまでした!
…といいたいところなんですが、次にゲームを起動したら、
SpoilerALでVP値が読み込まれませんでした orz
※引き続き解析を行う場合、皆様はゲームを終了せずにしておいて下さいね。
VP値は50だけど…
電卓の表示が?になってて使えない… orz
これは、ゲームを起動するたびに、値を格納する位置が変わってしまうためです。
次章では、いよいよ解析の肝(というか壁?)となる変動アドレスの解析、
所謂ベースポインタの探し方を記載します。
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